六日目土曜日。この日は野村さん不在のため、岡村さん、亀岡君と行動。地元のお母さん方が主宰されている「森のようちえん」という活動で山遊び。石が散らばった岩場で、子供たちと水晶があらわになった石を探す。ひとり中学生で自然に詳しい男の子がいて、周りの小さな子供の面倒もよくみていた。彼をみていて自分も経験が乏しいとはいえ、自然での遊びはそれほど嫌いではなかったことを思い出した。手足を使って工作をしたり、自然の中で遊んだりして、できないことわからないことがでてくれば百科事典を引くなり、わかるひとに尋ねたりする。得られた知識でまたものを作ったり遊んだりする。これが、学びということの基本形ではないかとも思った。自分のなかで、いつから学ぶ=勉強=活字を読む一辺倒になってしまったのだろう?おかれた環境のなかで生き抜くうちに、良し悪しは別にして自分の興味価値観が自覚しないところで変遷を遂げてきたことを思い起こす。

~自分の知らない自分を見つけられるかもしれない。異なる環境と自分自身の手探りによって~。

山々に囲まれ、土に作物に触れ、身体を使って働くうちに、自分もこの世界に飛び込んでみるのかどうか、決心がまとまってくる。言葉で自分を包囲して暗示をかける必要もない。

茄子の花
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